クライストチャーチ郊外トレッキングAwaroa/Godley head Walk

断崖絶壁の海岸線沿いを歩く3時間ほどのループトラックです。

眼下には蒼い海が広がり、遠くにはペガサス湾やカイコウラ山脈が一望できます。

運が良ければイルカやアザラシ、クジラも見れるそうですよ。

道もよく整備されているので、小さなお子さんでも歩けます。


スタートとゴール地点は 

 Taylors Mistakeビーチです。(上の地図参照)

概要


    • 距離;8kmのループトラック
    • 高低差;約190m
    • 所要時間;3時間(私達は道草を沢山したので4時間かかりました)
    • 特徴;海岸線の景色が奇麗なトラック。歴史的建造物もあり。
    • ここがイイ;スタートとゴール地点がTaylors Mistakeビーチなので、泳いだり、ピクニック等も楽しめます。
  • 注意点;木陰が殆どないので、炎天下の日はかなり暑いです。

参考地図・情報


参照地図 SouceChristchurch City Council website Godleys head Walkwayのページ

黄色い点線が、実際に私達が歩いたコースです。

紫の線とオレンジ色の点線を通るループトラックもありますが、

今回は日没も迫って来たので、細いひつじ道トラックを通って帰りました。

スタートとゴール地点の Taylors Mistakeビーチの駐車場に車をとめられます。

更衣室もあるので、夏に泳いだりピクニックも良いですね。

体験記


2018年9月9日(日曜日) 長男11歳、長女9歳、次男5歳

Taylors MistakeビーチとGodley head walk。

この写真は、ビーチへ向かう途中の丘の上から撮影しました。

ビーチの(写真の)右側のほうにスタート地点があります。

13時38分スタート。

引き潮だったので、岩場を通って近道中。

9月と言えば、南半球のニュージーランドでは

子羊たちが産まれる春の季節。

犬は必ずリードをつけて歩きましょう。

ほら、ぴょーーーんと、羊さん達が通ったりします。

ビーチを背後にマイペースなダディーちゃん。

いいお天気だったので、お散歩しに来ていた人が沢山いました。

枯れる前は、どんな色の花が咲いてたのかな。

今度は夏や秋にも来てみよう。

断崖絶壁の海岸線沿いを歩きます。

不思議な形の岩。昔は火山だったこの地帯。

リーゼントのツッパリ頭(古いかな)さんがお祈りしてるみたい。

落石注意ゾーンに突入。

なるべく止まらないように歩きましょう。

このウォーキングコースにはペンギンのコロニーもあるらしいので、

もしかしたらこんな場所にいるのかな。

と思って撮ったけど、いませんでした。

歴史的なホリデーホーム(別荘)。

1890年~1911年の間に70もの別荘が建てられたとか。

別荘と言っても、質素な素材を使った簡素な小屋。

電気も水も通ってなく、下水道も整備されていなかったので、

衛生場の問題で、住人は去ってしまったそうです。

上の写真にの写っているのは、残っている数少ない別荘のうちの二つ。

毎日お魚食べ放題ですね。

ちょっとうらやましいけど、私はあそこには住めないなぁ~。

良い天気で気持ちいい!

これは第二次世界大戦の時に大砲が置かれていた場所。

もうちょっとで半分地点だよ。

こんなところにも子羊さんが。

石を持ち帰りたいと、拾い始めた次男君。

量は半分に減りましたが、家までちゃんと持ち帰りました。

さて、これは何でしょうか。

答えは元監視台でした。

敵軍が海からやってくるのがよく見える場所なのですね。

ちなみに、今見えている方面は、

前回の記事「クライストチャーチのマオリ語名オタウタヒの由来を調べてみた」に出てきた場所「ポートリビー」です。

先住民族マオリのタウタヒ達の定住地だった土地ですね。

写真では、赤い星印(現在地)から→方面(ポートリビー)を見ている感じです。

© OpenStreetMap contributors

意図して来た訳ではなかったので、

直接見れて嬉しかったです。

あちら側に見える陸地はバンクス半島。

小学校6年生の長男君が

私とほぼ同じ背の高さになってきました。

さてこれらの建物は何でしょうか。

答えは、1939年に建てられたエンジンルームでした。

当時は不可欠な電力をディーゼルを使って発電していたそうです。

他の建物は作戦会議室等だったそうですよ。

放し飼いの羊さん達が道路のほうにこないように工夫がされている通り道。

我が家の5歳の子羊さんは、恐る恐るでしたが通ることが出来ました。

海の中に吸い込まれちゃう~、不思議な気分。

だいぶ日が傾いてきました。

この時16:48

歩き出してから3時間10分。

かなり道草食いましたね~。

ここでも補充中(笑)

光と影

海からの風により、霧がゆっくりと陸地に向かって漂っていました。

なんとも幻想的な雰囲気。

多分、この日で一番胸がどきどきした場面でした。

この時は何故だかはわかりませんでしたが、

ウォーキングが終わった時に、その意味がわかった出来事がありました。

その内容はのちほど~。

ようやくビーチが見えてきました。

17時40分。夕日がちょうど丘のあちら側に消えた時でした。

さて、これがなんとも粋な計らいだったのですが、

ビーチの駐車場に向かう途中。

更衣室の絵が目に飛び込み思わずパチリ。

ん?TawhirimateaとTangaro?

これって、マオリ神話に出てくる

風の神様(タフィリマテア)と海の神様(タンガロア)の事では~?

あ!なるほど!

さっき黄昏時に見た霧は、風と海から出来たもの。

つまり、あの時胸がどきどきしたのは

「この土地を守ってくれている風の神様と海の神様のささやきが胸に響いたからなんだ(*‘∀‘)」

と、一人で納得してにやけてしまいました。

自然豊かな国に住めて、本当にありがたいです。

そして、家族と一緒に自然を肌に感じることが出来て

今日もお母ちゃんは幸せな一日でした。

帰り道、夕日が沈んだ丘の上の公園に車をとめ、

クライストチャーチ市内方面をパチリ。

またまた黄昏時の神秘的な感覚。

昔、マオリのタウタヒ達が、エイボン川に食料を採取しに行った時に通ったであろう河口。

時間の感覚さえもなくなるような、不思議な黄昏時。

夕日を浴びた花たちの輝きってすごくパワフルですよね。

鳥のような形の雲も茜色に。

帰れる家がある事に感謝。。。

動画も作りましたので、是非ご覧ください!

羊ちゃん観たい?(´∀`*)ウフフ

お読みくださりありがとうございました。

ではまた!

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