ポートヒル ゴンドラ駅への道のり Walking up to the Gondola station on the Port hills (The Bridle Path + Crater Rim Walkway)

丘の上のゴンドラ駅まで歩いて上れる道です。

1時間20分程度。ひたすらのぼりですが景色が最高です。

初期の入植者達が歩いた歴史的な道を通ります。


今回は、クライストチャーチの市街地側から、ポートヒルの上にあるゴンドラ駅まで上るウォーキングコースをご紹介します。

概要


  • 距離;約2500m
  • 高低差;約300m (山頂標高386m)
  • 所要時間;約1時間20分(私達家族が歩いた時に実際にかかった時間です)
  • 特徴;初期のニュージーランド開拓者が切り開いた歴史的な道
  • ここがイイ;クライストチャーチ市内側とリトルトン港側の景色が両方堪能できる。キャッスルロックを間近に見れる。
  • 注意点;途中、落石注意地帯があるので、なるべく立ち止まらないように歩きましょう。

参考地図・情報


地図参照 Source: Christchurch City Council website Bridle path 

黄色い線で示しているのが今回歩いたコースです。

オレンジ色の点線のBridale path(ブライダルパス)の一部と、紫色の線のCrater Rim Walkway (クレーターリムウォークウェイ)の一部を組み合わせて歩きました。

Bridale pathのスタート地点は麓のゴンドラ駅のすぐ横にあり、駐車場もあります。

バスを利用する場合は、市内から28番のLyttleton(リトルトン)行きのバスに乗り、ゴンドラ駅で下車。

ゴンドラは往復券も片道券も販売しているので、上りはゴンドラで上って歩いて下山するのもよしですが、

今回私達は、上りは歩いて下りはゴンドラで下りてきました。

体験記


2018年7月9日 長男11歳、長女9歳、次男5歳

ここ、ポートヒル、特に頂上のゴンドラ駅の近辺は、クライストチャーチの中で私が大好きな場所のうちのひとつ。

頂上から見えるクライストチャーチ市内と遠くに見えるサザンアルプスの景色、そして市内とは反対側に見えるリトルトン港やバンクス半島の景色。

自分が住んでいる街。私にとっては第2の故郷、子供達にとっては生まれ育ったホームタウン。

大自然の景色を山の頂上から見るのも好きですが、ここには人の営みがあるからこその景色を見ることができ、なんとなくほっとします。

この思い、160年以上も前の人々の胸にもきっとあったのだろうな。と今回のウォーキングで強く感じました。

それはこの道のりは、1850年にリトルトンに入港したヨーロッパ系の移民が、丘を越えてクライストチャーチ側に歩いて移動する為に作られた道だからです。

丘の上に立ち、未開の地、クライストチャーチ方面を初めて見下ろした当時の人々にはどう映ったのでしょうか。

ここを自分達の居場所にすべく、希望に満ちていたのでしょうか。それとも不安や疲れが勝っていたのでしょうか。

今回は、そんな事を考えながらのウォーキングとなりました。

何度も上った事のある丘ですが、全行程を歩いて上ったのは随分と昔、、、(;^ω^)

そこで今回、冬休み中でたっぷりと時間のある子供達と一緒に、丘の上のゴンドラ駅まで歩いて上る事にしました。

ブライダルパスのスタート地点。中央左の山頂付近にゴンドラ駅が見えます。

300メートルの高低差。ひたすら登り道です。

この道は、イギリスからやって来た最初の入植者達が

リトルトン港からクライストチャーチへの峠を越える為の主要道でした。

手で持てる程度の家財道具は持って歩き、大きな物はボートで遠回りして運んだそうです。

ブライダルパスの途中には、カセドラルの建設に関わった方等の開拓者や、

800人の入植者を乗せてやってきた4隻の船を記念して作られた椅子や石碑が7つあります。

ちなみに、Bridleとは、馬の手綱という意味です。この道は馬やロバも通りました。

手綱を引かないと馬が登らないくらい、急な道だったからかな。。

表示によると、頂上のSummit Road(サミットロード)までは45分、

更にその先まで進んでリトルトン港のほうまで歩くと合計で1時間半かかるようです。

Steep gradient(急勾配)と赤字で書かれてます(・∀・)

そして、Warning!(注意!)がけ崩れが起こりやすい地区なので、

歩いている時はなるべく立ち止まらないようにとの事が書かれています。

どんな崖が待ち構えているかというと、、、、、

こんな素敵なとんがりロック☆彡

これは、Castle Rock(キャッスルロック)という大きな岩で、

マオリ語ではTe Tihi-o-Kahukara、虹の神の城砦という意味があります。

クライストチャーチアートギャラリーのウェブサイト(Christchurch Art Gallery参照)に、この場所の絵画が載っているページがあるのですが、その説明によると、

原文一部抜粋)Te Tihi o Kahukura, or the Citadel of Kahukura, is the first name of Castle Rock, the foregrounded point at the left of the painting. The extended Māori name translates as ‘the Citadel of the Rainbow God (and a) sky full of boiling clouds roaring around all over the place’. According to Kāi Tahu tradition, Kahukura is the atua, or god, who clothed the land; Kahukura later transformed to become the atua of rainbows.

(訳)Te Tihi o Kahukura、またはKahukuraの要塞は、絵の左側にある前景のポイントであるCastle Rockの名字です。広い意味でマオリの名前は、「虹の神の城砦(そして)沸騰する雲でいっぱいの空が溢れ出ている」と解釈されます。Kāi Tahu(マオリ族の部族の中のうちの一つのカイタフ)の伝統によれば、カフクラはアトゥア、すなわち神であり、その土地に服を着せています。カフクラはその後、虹のatua(マオリ語で神の意味)になるように変身した。

との事です。

クライストチャーチを見下ろし、見守ってくれているキャッスルロック、Kahukura(虹)のAtua(神)。

私がこのキャッスルロックの意味を知ったのは2年位前の事でしたが、

その時は、そうか、それで私はこの場所が好きなのかもしれない。と思ったものでした。

なんせ、虹好きなので(*^-^*)

じつは、2011年2月のクライストチャーチ大震災の時にはこの丘にも被害があり、ゴンドラも長い事運休していたのですが、このキャッスルロックの一部も壊れ、被害がありました。丘の上のサミットロードも長い事閉鎖されていました。(最後に載せますが、動画では、7年半近く経った今でも壊れたままの、丘の上のガードレールが映っています。)

Bridale pathは、そんなキャッスルロックを間近で眺める事の出来るウォーキングコースでもあります(^^)

が、危険があるという事も理解しておく必要がありますね。

スタート地点近くにはリトルトンへ続くトンネルの入り口が。

このLyttleton Road Tunnel(1,970 m)は1964年2月27日に開通して以来、

つい最近の2017年7月2日までは、ニュージーランドで一番長い(車用の)トンネルでした。

今はオークランドに開通したWaterview Tunnel(2,400 m)が一番長いそうです。

ニュージーランドにはトンネルは数えるほどしかないので、

このトンネルを通る時は、子供達は(私も未だに少し)大興奮です(#^^#)

何作ってるんだろうね~。

お兄ちゃんもこのくらいの歳の時にはクレーン車大好きだったなあ。

目指すはあそこの、、、

ゴンドラステーション!

登るにつれて街の様子が見えてきた。

うんしょ、うんしょ。

わざと狭い草の道を歩くキッズ。

キャッスルロックをバックに。

ここいらへん、多分、がけ崩れ注意マックスポイントだけど、記念の椅子で一休み中。

あともう少しだ~!

うわ~、この葉っぱ、ふかふかして気持ちいい~!

ふむふむ。昔はこういう風に見えたんだね~。

約140年前

現在

とりあえず、サミットロードに着いた~。登りはここまで。

左のほうにキャッスルロックが見えます。同じくらいの高さまで登って来たんだね~。

ここら辺に来たら、物凄い風が吹き始めました。。。

7つある記念碑の内のうちの一つ、Pioneer women of Canterburyにて。

風が凄い!その様子は動画で(*´▽`*)

リトルトン港側の景色。

このままBridle pathをあと45分も下れば、リトルトンに着きます。

その場合は、28番バスがリトルトンにも来ていますので、

それに乗ってクライストチャーチに帰ってくることができます。

クライストチャーチ市街地方面。

目の前に通っているアスファルトの道が丘の頂上を縦走するサミットロードです。

2011年の震災以来、いまも車両は通行禁止となっています。

さて、ここからはCrater Rim Walkwayを通って、ゴンドラ駅へ向かいます。

Crater Rimとは、火山のクレータの外周の環状部分のことです。

ここはカンタベリー平野から突き出すように位置しているバンクス半島の付け根の部分にあたるのですが、

バンクス半島は元々、六百~千百万年前に火山活動を起こしていた地域で、その後の地形変化が落ち着いて今のバンクス半島が形成されたのは今から7000年前の事だそうです。

ちなみにここはもう死火山となっていますが、2011年のクライストチャーチ大震災の時には、揺れにより、この火山性岩の塊である半島が振り子のような動きをしたため、平野部分、特に市内中心部から海側(東側)にかけての、もともと湿地地帯であった場所は酷い液状化現象に見舞われたとの事を、以前聞いたことがあります。

移民者達がこの都市にやって来た時は、今よりも湿地帯の部分が多かったのでしょうね。

街の東側の、湿地帯が多かった方面を望む。

今のところこのサミットロードを通るには歩くか自転車で来るしかありません。

右手にリトルトンの町を眺めながら歩く。

クレーターリム(クレーターの外周の縁)ウォークウェイの名に相応しい道だなぁ。と感じた一枚。

風に吹き飛ばされないように慎重に歩いている夫ちゃん。

なんだか、月面をUFOに向かって歩いてるみたいだ~(・∀・)

虹の神とほぼ同じ高さまで来た♪

先述のあのアートギャラリーの絵画の説明通り、街に雲を着させてくれてる存在なんだなぁ(・∀・)

あとひと踏ん張り!

到着~!

Crater Rim Walkwayのサインがすぐ近くにあります。

ゴンドラで登って来て、歩いて降りる人が多いのでとても便利です。

ゴンドラステーションへの入り口はすぐに見つかります。

ゴンドラステーションからの眺め。

ファームで、何か燃やしてるのかな。。。

ここのゴンドラステーションにはカフェやお土産屋さんがあります。

ほぼ360度見渡せる展望台もありますし、そこから外に降りる階段もあるので、近くを散策することもできます。

たまに羊がいるのですが、今回は全く見かけませんでした。冬だからかな?

また建物内には、ここの土地の歴史を見せてくれる

7分ほどのアトラクション  (the Time Tunnel experience)もあります。

自動で動くカートに乗ると、火山の画像や、先住民族のマオリの人々のろう人形や、移民してきた人々が乗って来た木の船や初期のクライストチャーチのオブジェを次々と見せてくれます。

真っ暗なトンネルをカートが通るうえ、最初が火山の爆発の大音響から始まるので、小さなお子さんには少し怖いかもしれません。(ろう人形とかもリアルで、お母ちゃんでさえもいまだに少し怖いんですけどね(;^ω^))

前回、2歳だった次男を乗せた時はギャン泣きで、ずっと私の洋服の中に隠れていましたが、

今回、5歳になったばかりの次男は楽しめたようです。

ちなみにこのアトラクションは一人4ドル。

ゴンドラの乗車券(大人往復28ドルでも大人片道18ドルでも)を買うと、このアトラクション代も含まれています。

ゴンドラには乗らず、下りも歩けたら歩こうかと思っていたのですが、

自動カートのアトラクションにもゴンドラにも乗りたーい!!という子供達。

結局、片道の乗車券をお土産屋さんのレジで購入することにしました。

ラッキーな事に、今回は冬休みのスクールホリデー中ということで

子供(5-15歳)のゴンドラ乗車料金が無料でした♪

通常、子供の往復乗車券は12ドルなので、片道だと多分8ドルくらいすると思います。

以前は年間パスを持っていたので、あまり値段を気にすることがありませんでしたが、やっぱりちょくちょく来るのなら年間パスのほうが断然お得だと思います。

料金は変動しますので、事前にご確認くださいね。

参考サイト:Christchurch Gondola

きっちりと足跡イン(*^-^*)

空中散歩、気持ちよかったなぁ。

動画にはもう少しこの様子が載っていますので是非ご覧くださいね。

なんじゃあれは?

芋虫さんでした(*´▽`*)

麓のゴンドラ駅のすぐ横に、Bridle pathのスタート地点があるのでとても便利です。

車さん、ただいま。

帰りは、トンネルを通ってちょこっとリトルトンに立ち寄ることに。

リトルトン港

では、最後に動画をお楽しみください♪

Thank you for watching. This time we walked up to the Gondola station on the top of the Port hills from the Christchurch side. It took us about 1 hour and 20 minutes to get there via the Bridle path and the Crater Rim walkway.
The start point of the Bridle path is located next to the the Gondola bottom station in Heathcote valley. The track is steep all the way to the top, but nice and wide. As you walk up, you can enjoy great view of Christchurch city and southern Alps in distance. Track goes near The Casttle Rock , Te Tihi o Kahukura, meaning The citadel of Kahukura or the pinnacle of the rainbow, so there is warning sign of “Rocks falling” posted on the Track.
The Bridle path links up to the Summit Road and the Crater Rim Walkway which leads you to the Gondola station. Needles to say, the view from the walkway and gondola station is amazing.
We came back down on the Gondola. Traveling in the air was great as well 🙂

ご視聴ありがとうございました。
今回は、クライストチャーチ側から港の丘の上にあるゴンドラの駅まで歩いてきました。
ブライドル・パスとクレーター・リムの通路を通って頂上のゴンドラ駅に着くには約1時間20分かかりました。
ブライドルパスの始点は、ヒースコートの谷にある、麓のゴンドラステーションの隣にあります。
トラックは一番上までずっと急勾配が続きますが、道は広くて整備されているので歩きやすいです。
歩いていくと、遠く離れたクライストチャーチと南アルプスの絶景を楽しむことができます。
トラックは、カフクラの城郭や虹の頂点を意味するカスルロック、
テ・ティヒ・オ・カフクラの近くにありますので、
トラックには「がけ崩れ注意」という警告サインがあります。
ブライダルパスはサミットロードとクレーター・リム・ウォークウェイにつながり、
ゴンドラ・ステーションへと続いています。
頂上の道やゴンドラの駅からの眺めは素晴らしいのはいうまでもありません。
私たちはゴンドラで下山しました。空の旅もなかなか素晴らしかったです:)
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