先祖代々引き継がれてきた神聖なる場所KuraTawhiti-Castle Hill「キャッスルヒル」-ツアレポ④(モニターツアー記録)

NZに行ったら
①乗馬をしたい
②子羊と写真を撮りたい
をすでにクリアーしたともこさん。

次に目指すは、ちょっと本格的なトレッキング☆

特に、山岳地帯を見てみたい木がたくさん生えているところが嬉しいというご希望でしたので、

彼女が予め候補として挙げてくださっていた場所の中から、クライストチャーチから車で約2時間の場所にある、「アーサーズパス国立公園(Arthurs Pass National Park)」へとご案内しました。

体験記の前に、アーサーズパスを通る道の歴史について触れますね。

なんとなく(直感的に)アーサーズパスに行きたいと考える方にとっては、結構重要ポイントかも?!(^-^)

地図を引き(地図上のマイナスボタンをクリック)で見て頂けるとわかりやすいのですが、

アーサーズパスは、ニュージーランドの南島を縦走するサザンアルプスの一部に位置している峠で、

クライストチャーチ(地図の右のほう)からアーサーズパスに向かうには、東海岸と西海岸を横断するように結ぶ国道73号線を利用します。

この道のりは、じつは長い歴史的背景があり、

1800年代にヨーロッパ系の移住者たちがやってくるよりもずっと昔から、先住民族のマオリの人々がトレードの為に利用していた道なのです。(完全に一致しているわけではありません。ルートは何種類かあったそうなので。)

トレードというのは、東海岸クライストチャーチ近辺で収穫できるKumaraークマラ(ニュージーランドのサツマイモ)と西海岸ホキティカ近辺で採取されるPounamu-ポウナム(翡翠)を交換していたそうです。

以下、アメブロ過去記事 子孫を思う気持ち、地球を思う気持ち より一部抜粋

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ここクライストチャーチの横にあるバンクス半島は、クマラなどのポリネシア系の作物が育つ最南端の場所だそうで、これよりも南の寒い地方に住むマオリの人達はそれぞれの土地で採れる自然の資源に頼っていたそうです。

また人々は、旅に出て、必要な食料を得たり資源を交換(貿易)して生計を立てていたそうです。

ちなみに、これは何だと思いますか?

これは、保存食を作る容器だそうです。

表示によると、

鳥やポリネシアンラットを煮て、この容器に流し込むと、一番上の部分に動物から出た油が張り、密閉され、長期保存が出来るのだそうです。

日本にも昔ながらの保存食づくりのアイデアはありますが、こういう方法もあるのかしら。。。

寒い地域ならではの方法かもしれませんね。

ここからは、物語風にお読みくださいね。

「毎年夏になると、私の民は東から西へと横断している翡翠街道を辿って西海岸(ウェストコースト)へ行く旅をし、私達が収穫したクマラ(サツマイモ)とポリネシアンラットを売ってグリーンストーン(翡翠)を得るのです。」
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転載以上。

続きが気になるかたは参考リンク先をご覧下さいね。
ハッピーエンドな物語ですよ(^-^)
参照:アメブロ過去記事 子孫を思う気持ち、地球を思う気持ち

もうひとつ
以下、過去記事ピークヒルルートより一部抜粋
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この湖はカンタベリー平野の北の部分とウェストコーストを結ぶネットワーク(ワイタハ、マオリの人々は、ウェストコーストからクライストチャーチにNZを横断する貿易ルートを昔から通っていて、Jade trail、翡翠街道として使っていました)には欠かせない重要な場所だったそうです。

湖は、ウナギや水鳥、ポリネシアンラット等、食料の集まる場所として有名だったそうです。

きっと、旅の途中で休息する場所でもあったのでしょうね。
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転載以上。

というわけで、
今みたいに自動車や電車が走っていなかった時代。
ワイタハ マオリの人々は何日もかけて歩いて移動したので、途中で食料採取をしながら宿泊をしたのですね。
(まさに、命がけのリアルトレッキング&リアルキャンプΣ(・ω・ノ)ノ!)

なので、本題に戻りますが、
このニュージーランド南島を横断する「Jade trail翡翠街道」沿いには、当時の旅路で休憩、宿泊地となった場所がいくつか存在するのですが、

上記ブログ記事に書かれていた、コレリッジ湖の他にも、クライストチャーチからアーサーズパスに向かう国道73号線の途中にあるCastle Hill-キャッスルヒルという場所もその一つなのです。

その証拠に、マオリ語ではこの場所をKura Tawhitiークラタフィティといい、「遠い土地からの宝物」という意味なのだそうですよ。

この意味を、遠い土地(東海岸、西海岸)からの宝物(クマラや翡翠)を運ぶための中継点だったともとれますね。(他の意味にも取れそう(´∀`*))

そして、この場所は単なる宿泊地としてだけでなく、

先住民の方にとっては 、遠い先祖から現在の世代まで途切れることのない絆で引き継がれている、 とても特別な意味を持っている重要で神聖な場所です。

この場所に限らず、ニュージーランドには沢山のマオリ文化(森羅万象を基本とした調和の思想)によって神聖とされる場所が点在していて、それらを訪れる観光者にはこの文化を尊重するマナーが必要とされていますが、

この場所クラタフィティは、個人的に私にとっても、NZに来た当時から何となく惹きつけられ、特に大切にしたい、ご縁のある場所だと感じている場所です。

また、私がこの土地クライストチャーチに長年住んでいる意味がようやく分かったのは、3年前の2016年末に、先住民のワイタハの長老に実際にお会いした時でした。

その時、長老とその仲間とともに、この地域で誓いました。
日本とアオテアロア・ニュージーランドの架け橋として生きていきたいと。

その時の背景など、ご興味のある方はこちらをご覧くださいね。⑤の完結編まであります。
ワイタハ聖なる旅2016 ①

ごく自然に、自分らしく自分にできる事を、この大好きな地球、その南半球に位置するアオテアロアを大切にし、

多くの人達に、自然美とパワーあふれるこの土地の存在を知ってもらって、直にその波動を感じてもらい、自分とは何かを思い出し、自分らしい人生を送てもらうために、お役にちたい、お繋ぎしたい。。。と思い、

その行動の一部として、今年2019年から現地体験型フォトツアー活動を始めたというわけです(といってもまだ友人にモニターとして協力して貰ってアイディアを練っている段階ですが)

フォトツアーでは、この波動に触れ、ハートを開いたり、自分自神と繋がったりと、体験の星、地球ならではの、魂に刻み込まれるような旅をし、思い出の一枚をお作りしようと思っています。

ですので、ご縁あって、このブログを最後まで読んでくださったみなさま。繋がってくださりありがとうございます!ピンときたらご連絡くださいね!(^^)!

さて、前置きが大変長くなりましたが、
次回は、ご縁あって、ともこさんをと一緒にキャッスルヒル(クラタフィティ)に訪れた時のレポートを書きたいと思いますのでお楽しみに!

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